保科氏の法要
寛永十 [1633] 癸酉年
高遠城主保科弾正様 三拾三年回 仝御◯殿 肥後守様 三年回 両殿様 御法事尓付
御領内先規ニ依リ 御焼香出頭ノ帳面◯
伊奈郡大出村 高木五兵衛
(羽場) 柴左左右エ門
(澤) 有賀弥㔫エ門
管理人訳:
1633年 寛永10年癸酉の年
高遠城主 保科弾正様の33回忌、保科御◯殿、肥後守様の3回忌、両殿様の法事に、領内の以前からのしきたりにより焼香に出席した。
その帳面に
伊那郡大出村 高木五兵衛
伊那郡羽場 柴左左右エ門
伊那郡澤 有賀弥左エ門
管理人考:
年回=年忌
先規=せんき・せんぎ=以前からのしきたり
※赤字は管理人が加えた注釈や西暦など