万五郎新田 関連地:辰野町
『伊那の古城』篠田徳登より 昭和39〜44年執筆
昔の天竜は今の何倍も大きく、広い河原と淀みがあって、のんびり流れていたが、樋口村の人たちが河を押して新田を作り、荒神山を取りまく様に、下田と万五郎に新田部落が増えて来た。地図に新田と書かれているのを嫌って、地図を見せてもらう度毎に、爪でひそかに新田の文字をひっかいて消したという万五郎も、今では本村の樋口より発展し賑やかになって来た。
新蕗原拾葉/地域の歴史資料をアーカイブ・閲覧ライブラリー by 柴徳昭
万五郎新田 関連地:辰野町
『伊那の古城』篠田徳登より 昭和39〜44年執筆
昔の天竜は今の何倍も大きく、広い河原と淀みがあって、のんびり流れていたが、樋口村の人たちが河を押して新田を作り、荒神山を取りまく様に、下田と万五郎に新田部落が増えて来た。地図に新田と書かれているのを嫌って、地図を見せてもらう度毎に、爪でひそかに新田の文字をひっかいて消したという万五郎も、今では本村の樋口より発展し賑やかになって来た。