上ノ城・北城・箕輪城(戦国)

 上の城・北城・箕輪城 所在地:箕輪町

『角川日本地名大辞典(旧地名編)』より

 天文14年3月 [1545] 武田晴信が伊那郡に攻め入った時のことを記した「二木家記」に福与城に籠城した武士として「箕輪頼親侍衆松島・大出・長岡・小河内・福島・木下,此衆何も箕輪殿内にて大身の武士なり」とあり,当地の木下氏の名が見える(信史11)。この木下氏の居城跡と伝える城跡が現在養泰寺の裏にあり,空濠・土塁跡が残り,一帯は北城と呼ばれている。