南小河内の矢島敏彦 〜讃岐の関流和算家〜


デジタル版 日本人名大辞典+Plus』より


1763-1828 江戸時代後期の和算家。宝暦13年1月21日 [1763] 生まれ。

 讃岐高松藩士の子で江戸で関流和算をまなぶ。のち信濃伊那郡南小河内村にすんで子弟におしえた。弟子に石川維徳らがいる。国学にも精通し、和歌もよくした。文政11年5月6日死去。66歳。字(あざな)は子恕。通称は八良左衛門。号は桃斎。著作に「数術集解」など。